脱ステロイド(=脱ステ)は、凄いスピードでアトピーが一気に悪化します。その反面、一度悪化すると何年もアトピーの酷い状態に苦しむことになります。そのため、脱ステを行う際は専門家の元で進める方が良いです。

私は一人で脱ステを行ったことで2年間苦しみました。最終的には脱ステをして良かったと思う反面、きちんと下調べや準備をすればここまで苦しまず、期間ももっと短縮出来たのではないかと思っています。

まず、脱ステをすると、今まで出ていなかった部分にもアトピーが広がります。私の場合、頭皮から足の甲まで全身に重度のアトピーが広がりました。症状が治まるまで2年かかり、現在もアトピー痕を治すため、健康的な生活を心がけています。

この2年間に行った方法をご紹介します。

1.まずはデトックス:腸&肌からデトックスをする。

 ①腸活:16時間断食の実施

 ②汗をかく:お風呂で半身浴や運動など

2.食べ物を変える

 アトピーが酷くなったということは食生活が悪いということです。体に毒素が溜まっていき、上手く排出出来ないことで肌に表れてしまいます。なるべく添加物や牛肉・豚肉・油をとらないようにすることで毒素を溜めないようにしました。

 ①糖質制限をする

 糖質を沢山とると痒くなることが分かりました。米やパンなどを3食食べていると痒みは治まりません。糖質制限を心がけると痒みが減っていきます。

 ②肉を食べる量を減らす

 日本人の腸は長いので、欧米人のような肉食が体質的に合わないと言われています。肉を毎日沢山食べていると腸内で消化吸収が追い付かず腐敗してしまい、そこから沢山の毒素が発生し、アトピーを悪化させてしまいます。タンパク質を取るなら豆や魚の方がアトピー体質には合っています。

 ③腹八分目を意識する。

 沢山食べると、その分消化に時間がかかってしまいます。また、消化にエネルギーを使うので肌の新陳代謝に使うエネルギーが減ってしまうのです。

3.歩く

  アトピーが酷いとストレスが溜まります。歩くことで気分転換になるだけでなく、血流が良くなり、また程よい疲労が睡眠の質も向上させます。人に見られたくない時は、夜や朝などなるべく人に会わない時間帯に帽子を被って公園の周りなどを散歩していました。

私の経験から、いきなり脱ステをするのは絶対におススメしません。一気に広がる重度のアトピーは、酷い痒みと見た目の酷さにより日常生活を送ることを困難にしてしまいます。

生活習慣を改善しならがら徐々に薬を減らしていく方法をとるべきだと考えます。